Map-16 ②ロイヤル国立公園
ロイヤル国立公園は、シドニー中心部から南へ３０ｋｍのところにあり、広さは１万５千ヘクタール（約１２ｋｍ四方）である。

道の先に海が見えるので、広いといってもおのずと場所は絞られれてくる。私は Garie Rd（赤ピン）と推定したが、goroさんが実際に行ってみたら違っていたのである。

普通の人ならここで万事休すだが、百戦錬磨のgoroさんは違った。私に内緒で（笑）、別の候補地もピックアップしていたのである。

正解は、Wattamolla Rd（黒点付きの水色ピン）で、海から５ｋｍも離れている場所だった。

路面の微妙なウネリ具合や、

舗装の修復痕までもがピタリ一致したのである。


ここに行くには、シドニーからシティレールに乗って Loftus駅で降り（約４５分）、１５ｋｍの山道を歩くか（笑）、もしくはレンカターを使うか、である。

泉水さんは電車とレンタカーを併用したらしく、WBM2007で、オレンジ色のパーカーを着て電車に乗っているシーンや、駅のホームに佇む映像が公開された。

ムチムチの黒タイツがセクシー！（笑）

生前公開されたアー写も含めて、映像を詳しく分析した結果、泉水さんは「Engadine駅」と「Heathcote駅」の２駅に降り立っていて、主にシドニー行き（上り）１番線プラットフォームでロケが行われたことが判明した。

【Engadine駅 １番線】

このインジケータは、次の電車が何時何分に来るかを示すものだが、goroさんは、電車が出た後で駅員さんが手で針を回して調整しているところを目撃したそうだ（笑）。

左は２：５０、右は３：００を示しているが、短針の位置が超アバウトである（笑）。


【Engadine駅 ２番線】

待ち時間を利用して反対ホームに移動？


【Heathcote駅 １番線】

ここがメインのロケ地

ベンチとゴミ箱の色が変わっているだけで、当時の面影そのまま。

goroさんによると、改札はなく、ホームまでは無料で自由に入ることができるそうだ。


【Waterfall駅】

泉水さんの姿はなく、スタッフのみで撮影したと思われる。

シドニー行き電車がホームを出てすぐ、運転席後方から撮影したもの。


【電車の中】

シドニーのシティレールはダブルデッカー（２階建て）で、goroさんは３種類の車両を目撃された。

③は現在の最新型で、ロケ当時は存在しない。

①は当時の旧型で、すでに退役して車庫に保管されている。窓の上部が開閉式となっていて、「カナリヤ」の映像にこの窓が出てくる。

②は当時の新型で、泉水さんが乗った車両である。まだ現役で、goroさんは運良くこれに乗り合わせることができた。

シートの形状が微妙に違うらしい。


車窓から見える景色をもとに、電車の位置を割り出せた地点もある。


電車シーンの詳細は下の地図をクリック


会報46号に、シドニーロケのエピソードとして、「電車に乗り込むシーンの時に、行き先を知らない泉水さんだけを乗せて電車が発車してしまい、 スタッフが慌てて追いかけた」とあるが、区間と方向が謎のまま残っている。

----- 追記（2018.8.29）-----

エンガディン駅での撮影が終わり、電車移動でヒースコート駅に移動しようとしていた時のことと判明。
（出典：Hachette ZARD CD&DVD COLLECTION No.40）



③シドニー郊外へ

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